意外と知らない!?PowerPointを構成する2種類のスライド
今回はパワポってプレゼンにおいてどんな役割を果たしているのか、またその魅力について共有します。
こんな人に向けて書きました
それでは見ていきましょう
[目次]
I.パワポの役割
II.2種類のスライド
II-1.学術的なスライド(孫正義型)
II-2.惹きつけるスライド(ジョブズ型)
III.僕のnoteの進め方
I.パワポの役割
パワーポイントの役割はズバリ
“伝わりやすい環境を作ること”
です。実はここを勘違いしてしまっている人は結構います。そう言う人の多くは、伝えることが役割だと思っている傾向にあります。正直、しっかりパワポを作ろうとするとめちゃめちゃ時間がかかります。なので、話す内容がしっかりできていないのに作り出すと、中途半端なまま本番迎えて結局何も伝えられなかったなんてことがよく起こります。これでは本当に伝わるプレゼンをすることができません。
前回の投稿で、発見した経緯を書いたので覗いてみてください。
これから作成を始める人は、伝わりやすい環境を作るという役割を念頭に進めていきましょう!
II.2種類のスライド
ここからは、もう少し落とし込んでスライドの種類を紹介していきます。あまり知られていない、また意識されない考え方なので、ここを理解をしておくだけでかなりクオリティの高いものを作ることができます。
II-1.学術的なスライド(孫正義型)
一つ目は、学術的なスライドです。データやグラフといった値を示すいわゆるみなさんが想像するようなスライドと思ってください。パワポを構成していく上で70〜80%は、このスライドが担っています。中でも、孫正義さんはこのスライドをとてもうまく使っているのでぜひyoutube等で一度みてみてください。
グラフをそのまま引用すると、余分なデータまで入ってしまうことが多いです。孫さんは本当に必要な情報のみを切り取っているため、どこに注目してほしいかがすぐわかるような工夫をしています。僕はこのようなスライドを孫正義型と呼んでいます。
II-2.惹きつけるスライド(ジョブズ型)
二つ目は、惹きつけるスライドです。これは主に、プレゼンのイントロダクション・話題の転換といった起承転結の変わり目で使われます。主に聴衆の興味を視覚的に惹くために用い、作成時の自由度はかなり高めです。
全体の10~30%はこのスライドが占めています。割合に振り幅があるのは、誰に発表するかによって調整が必要だからです。学生であれば、発表を聞いていても飽きないよう多めに使用した方がいいと思います。一方、企業のプレゼンなど、ある程度プレゼンを聴く意識が出来ている場では少なめでかまいません。
スティーブ・ジョブズは、このスタイル用いた非常に魅力的なプレゼンをしています。僕はこのようなスライドをジョブズ型と呼んでいます。
III.僕のnoteの進め方
用途の違う二つのスライドについて紹介しましたが、僕のnoteではジョブズ型を中心にパワポの基礎を共有していこうと思います。理由は二つあります。
第一に、ほとんどのWEBサイトでは孫正義型の作り方しか書いていないからです。右も左もわからなかった頃、色々なサイトを参照させてもらいましたが、文字の簡略化・要素配置のテンプレートといった知識ばかりが書かれていました。たしかに、これらはとても重要な考え方なので有益ではありますが惹きつけるパワポを作ることはできません。
第二に、テクニックを習得しやすいからです。僕の場合、ジョブズ型を用いるときはアニメーション・画面移動を多く使います。アニメーションはパワポの多くの機能を使うため、一つ使えるようになればそれだけ自分が表現できる幅が広がります。
また、他のサイトを参照してきた方はそんなの逆効果だ!と思うかもしれません。プレゼンでは、主役はグラフやデータなのでアニメーションは余分・不必要だと説明されているところがあります。しかし、ジョブズ型はあくまで惹きつけるための役割を担っています。聴衆の心を向けてもらうには、まず聴衆の視覚を向けさせましょう。
要点をまとめるとこうなります。
文字フォントやテンプレートなど情報が手に入りやすいものは他のサイトを参照してみてください。
パワポで遊びながら楽しみましょう!!